2016年9月17日土曜日

ガチンコ勝負のアストック


アストック前日でのこと、

「レジュメ13枚になっちゃってさ〜」

と、電話の向こうで井上さんは楽しそうだった。

(10人分刷るだけでも130枚、、、)



今月のアストックサロンは

沖 正弘氏の「生きている宗教の発見」を読み解く2時間でした。

「スピーカー(発表者)の本気を受け止めるには、私も本気でいくっきゃない」と
今回から予習をしていくことにした わたし。

しかし、それを遥かに越えてきた井上さんのKJ図解。





ドン!


(写真は一部です)


アストックはいつもガチンコ勝負なのです。


沖先生にとっての宗教とは一体何なのか、

これから少しずつ書いていこうと思います。

2016年9月3日土曜日

夏着物にさようなら


りんりんりん、

窓を開けると鈴虫が鳴いている。

いつの間にかセミの鳴き声が随分小さくなって、

まだ暑いのに、秋だよ秋だよと言われているようだった。


そのせいで、今日着る着物をどうしようかと朝から悩む。




窓を開ける前までは

今年最後の夏着物を着るぞと決めていたのに、

虫たちにはもう秋だと言われ、

しかも いつもより涼しい気がして、

着ちゃまずいかなァ〜変かなァ〜と、

鏡とクローゼットを行ったり来たり。





着付けの先生に聞くと

一応、夏着物は10日くらいまでが目安とのこと。

お茶席でない限り、そんなに考えなくてよろし!と

先生は私の帯をビシっと直し、

冷たい日本茶と美味しいお団子を出してくれた。



仕来りうんぬんも大事だけれど、

美味しいお茶とお団子を出せるような人に

私はなりたい。


くまちゃん草履


着物に帯、それからバッグに髪留め、

草履に目がいくのは5番目くらい?

今日は久しぶりに見つけてもらえて、

私もクマも喜んだ。

(足元なので いつも気づいてもらえないのです)



着物は年齢関係なく、

かわいい動物柄を着られる楽しみがあります。

うさぎ、ねこ、とり、かめ、むし、くじら、、

洋服ではなかなかチャレンジできない柄が

着物ではうんと映えるのです。

逆に龍や野獣系は強すぎてだめ。

(お洋服だとヒョウ柄は当たり前なのに〜!)




その昔、

着物はただの「着るモノ」でした。

そのうち 位を表したり、権力を見せつける道具の1つとなり、

江戸時代には動くキャンバスとして

様々な柄や織りで 街を華やかにしていったのです。

これは貴族や武士、裕福な商人たちの話であり、

農民は麻や木綿の質素なものでした。

つまり、私たちが知る着物というのは

金持ちの衣服 というわけです。





そんな金持ち文化を よく日本文化と言うものだ、と

一度着ることが嫌になった時期がありました。

しかし、今では、やっぱり好きー!と

着物の世界に魅せられている毎日。

こんなに作り手の思いがあふれていて、

全身で今の気持ちや気分を表すことができる衣服、

他にあるでしょうか。

ご先祖様ってユーモアたっぷりに生きていたんだなと思います。




夏にわざわざ 雪の結晶柄を着て、

みんなを涼ませるだなんて、

洋服にはない考えですよね。



そろそろ紅葉柄の出番かな。

2016年8月31日水曜日

ブランコ酔い


先日、

おともだち(6歳♂)が お泊りにきて、

一緒に公園に行ったり、公園に行ったり、公園に行ったり、

とにかく公園で遊んだ。



久しぶりにブランコに乗ったら

気持ち悪くなる。

船酔いならぬ、ブランコ酔い。

シーソーに乗ったら

私のほうが重すぎて

全然楽しくないと言われる始末。

なんだかゴメンよ〜と、

他にできることは全力でやるようにした。



かくれんぼ、

数を数え終わったのを聞いたのが5分前、

まだ見つけてもらえない私はちょっと不安になる。

すると大きな声で

「まーいーこーちゃーん!」と

何度も呼ぶ声が 公園中に響いた。







帰り道、私の背中に乗った おともだちが

「しゅっぱつしんこう、なすのおしんこ〜」

と言ったので、

「きゅうりのぬかづけ〜」と続ける。

クレヨンしんちゃんのセリフなのである。





「私も6歳のとき、しんちゃんの真似をよくやっていたよ」


「えーまいこちゃんもー!」




それにしても、もう20数年続いているなんて、

しんちゃんやるな!

2016年8月30日火曜日

秋の支度


まっ黒な とんぼがいた。

祖父は昔っからいたと言い、

母は初めて見たと言う。



羽黒蜻蛉といい、

雄はカラダがエメラルドグリーンで(写真)

雌は全身まっくろ。

庭先に10匹、

線が細く、今にも消えてしまいそう。



そうっと、じいっと、カメラを向けていると、

まんまと蚊の餌食に。

そんなに珍しいかと祖父は笑っていた。





カエルは梅雨を、セミは夏を、

そしてトンボが秋を知らせてくれる。

そろそろ秋の支度をしたらどうかって。

(先日はご丁寧に 家の中まで入ってきた!)



衣替えが面倒な人もいるけれど、

私は年4回、結構楽しみにしている。

秋服を眺めながら、

どんな時間を過ごそうかと考え事をはじめたら

作業がまったく進まない。



秋だなァ。


2016年8月23日火曜日

しおかぜの車窓から


愛媛に行くなら電車がおすすめ。


瀬戸大橋を走る時間を夕方に合わせると、

それはそれは とびきりロマンチックな眺め。

夕日で瀬戸内海が真っ白に、

おだやかな波が やわらかい雲のよう。

その上をすーっと船がすすむのです。


よく晴れた 昼なんかも良い。(動画)






四国に新幹線が通っても、

この景色はなくならないのかなァと

よく思ったりもする。

全国 新幹線鉄道網が実現する日は近いのか、

田中角栄ならオリンピックまでにやっちゃうな。




お遍路の国ですもの、

新幹線なんていらんのです。

まずは歩く。

今あるものを生かす四国でありますように。


2016年8月8日月曜日

夏が終わる前に


ひょんなことから、

本の読み聞かせをしてもらうことになった。

私がするのではなく、

される側。



子どもが 読んで 読んで とせがんだり、

聞きながら こてっと寝てしまったりする、

あれがよく分かる。


子どもの頃の 絵本を読んでもらった記憶は

すっかりないし、

まして自分の子どもがいるわけでもないから

読み聞かせる状況など もちろん無い。


そうは言っても どこか懐かしいもので、

始まる前は結構わくわくする。





私は徹底して

読み手ではなく 聞き手。

漢字が苦手だから。寝ても怒られないから。

あとは、

読み手を独占できるから。


これぞ 子ども!



読み聞かせといえば、

以前、アストックで絵本の編集者である森戸 潔さんの回があった。


「絵本のサイズは、お母さん(大人)の膝の上に子どもをのせて読む、ということを基準に」
つくられているんですよ」





「絵本で教育とかなんとか言われますが、やっぱり外で、自然と触れ合って遊ぶことは大事ですよ。風の心地良さ、花の美しさをカラダで感じているからこそ、絵本が生きるんです」




先日読んでもらった 幸田露伴の「平将門」の冒頭分にも

“ 書を読んで書に読まれるなどは、酒に飲まれたよりも詰まらない話だ 

と書いてあった。




うかうかしていると 夏が終わっちゃう。

2016年8月7日日曜日

貝殻と宇宙


いつか使う いつか使う と言いながら

5年も前に拾った貝殻。

ついに 使った。



この「いつか使う」という言葉があるせいなのか、

うちのじーちゃんちは モノで足の踏み場もない。

この貝殻たちも久しぶりに 新鮮な空気に触れて さぞ嬉しかろうな〜。



ニュージーランドで私に拾われ、
愛媛に一旦預けられ、
東京で2回もお引っ越し。

よくもまぁ捨てられなかったもんだ、と感心する。




「いつか」つながりで もうひとつ。

いつか価値が出る、

着物の展示会でよく耳にするのだが、

この「いつか」は本当に怪しい。


明日死んじゃうかもしれないんで、

こう断るしかない。





いつか宇宙にいく、

わたしの夢は 生きているうちに叶えないとなァ。

未熟者の夏


いつもの日曜日。

カフェのオーナーと、オーナーの旦那さんに

あれやこれやと話を聞いてもらう。




不満が溜まっているときって(外に対しても、内に対しても)

つくづく自分のことしか考えていないんだなァと、

痛いことに気がつく。



自分を満たすために、

今の状況をなんとか変えようと

そればっかり。




誰かのために、
家族のために、
日本のために、
未来の子どもたちのために。



私はまだまだ 未熟者 でござんした。




ふと日めくりカレンダーを見ると、

「世のため 人のため を心に」

と書いてある!

むむ!今日はなんて日だー!

2016年7月6日水曜日

7月アストックサロンのお知らせ

(自分でデザインした帯の原画。何を描いたのでしょう〜)


日時:7月15日(金)18:50〜21:00
会場:千駄ケ谷区民会館
アクセス:JR線「原宿駅」・副都心線/千代田線「明治神宮前駅」
参加費:1000円(学生800円)
主催:アストック


テーマ『着物を通して自分の生き方を探る』
ー私が見た、泥沼で華やかな現場報告ー

スピーカー:たんまいこ


近頃フェイスブックを開くと、参院選の話題が多い。
そんな中、私は着物の発表をする。

日本の未来を考えながら、

2016年7月5日火曜日

うれしい便り


おともだち (もうすぐ6さい) から、とってもうれしいお便りが。




つい半年前は手を抜いて相撲をとっていたけれど、

1ヶ月前はずいぶん強くなっていた。

私たちの夏場所は、ついに大関(わたし)が負けるときかもしれない。



ううう〜たのしみ。

その前に来週のアストック〜くるしい!

2016年6月25日土曜日

週末ことりっぷ(沖縄の巻②)



ウミガメと同じポーズをとったら、アラレちゃんになっていた。

(キィーーーン!)


ダイビング初体験に近い私は、ここで咽せたら死ぬ!と、慎重に慎重に呼吸をする。

ライセンス保有の友人manaちゃんはスイスイスーイと人魚のよう。



ボンベの空気は乾燥していて、喉がからからになる。

海から出るまで気が抜けないのだ。






海の中って勝手に進んで楽チンだなぁと思っていたら、がっつりお兄さんに掴まれていた。





これも!




いつも一緒。迷子にならないようにね!








ダイビングは海から出たときが最高だと思う。

まるで帰還した宇宙飛行士になったかのよう、重力で体が上がらないのだ。

自力で梯子が登れず、引っ張り上げてもらった。






その後、、、私は疲れと船酔いで1時間ほど死ぬのであーる。




週末ことりっぷ(沖縄の巻①)



ニャー!
シャー!

威圧感たっぷりの出迎え。ありがたい。


(、、シーサーはシャーと吠えるのかな。)


もう2週間前の話になるけれど、南の島へ行ってきた。





梅雨明け前の沖縄はバケツをひっくり返したような土砂降り。

私はのんきに岩盤浴で黒糖をぺろぺろしていた。

雨の旅行も良い。





車で走っていると、那覇に似つかない高層マンションがドーンと立っている。

( 億ションまではいかないけど、結構高いらしいよ!と友人)


私の想像していたOkinawaと、現実の沖縄は、結構違うみたい。

それでも沖縄に来たというだけで、心はとっても穏やかなのである。


2016年6月24日金曜日

可愛いものは大体高いんだよね。

今日は朝早くから、来月のアストック発表へ向けての調査へ。


(7月はなんと、私の発表なのです!!!)



久しぶりのインタヴュー。

大ベテランの着付けの先生(80代)が、
「(新しいものが)欲しくなくなったら女は終わりよ」


と、おっしゃっていた。

調査は順調に進んでいる。(たぶん!)




今日見つけた猫ちゃんの可愛い帯。

なんと、周りにいた全員がずっこけるような値札がついていた。


(大きな声で言えないけれど、、、お着物とセットで1,500,000円)


ニャー!!!!!

付け足しておくと、上の数字は百貨店価格なので、もちろん問屋さんでは驚くほど安い。私の予想だと、ここから70万円には下がる。


これが本当に不思議でたまらない。

着物業界の謎。


2016年6月8日水曜日

言うなら早く、言わないなら一生秘密にしておいて


昨日ニンニク臭カッタヨー

と「今日」言われた。


今言う意味が分からん!

ドアをバタンバタン閉めるほど怒ったが、

3分ほどして「まいっか」と思うのである。

一昨日にんにくたっぷりの餃子をたらふく食べたのだ。

元気な証拠!



HPでも更新しようと久しぶりに開いたら、

とんでもないことになっていた。

まさかこの状態でずっとアップされていたわけじゃ、、、

ないよね?と怖くなる。

これからはマメにチェックするっきゃない。

臭いもマメにチェックするっきゃない。



来週のアストックは宮沢賢治がテーマ。

「五江渕さん、準備はどうですか〜?」

と先月の飲み会で話を聞いたら、

「それがさ、美術展と重なっちゃって結構大変なんだよ」

と笑っていた。

アストックのスケジュールはかなり前から決まるため、

美術展のことをうっかり忘れていたそうだ。

五江渕さんは画家サラリーマンなのである。



私の来月のアストック発表も、

今年に入ってすぐ決定した。

チラシなんて昨日が締め切りだった。

代表の井上さんのマメさは半端ない。

見習うっきゃない。




HP(おだんごチャンネル)更新していますので、

ぜひご覧くださいませ♡

2016年4月20日水曜日

九州がんばれ


九州の被災者の方々に、一刻も早くホッとできるような時間が流れることを祈るばかり。

ネットニュースを読んでいたら、「大変タイミングのいい地震」と、ふざけたことを言う人がいた。地震にタイミングの良い悪いなんてあるのか。

オスプレイは政治利用だと反対意見もあるけれど、人が助かるなら使ってもいいんじゃないかなァ。こういう時に、何を第一優先にするのか、はっきり決めておけばいいのに。いや、決まっているのかな(勉強不足)。私なら、まずは目の前の人を助ける。

原発が止められない自民党は、どんな日本の未来を想像しているのか。「自分だけよければいい」は日本人にはやっぱり合わないよ。

2016年4月19日火曜日

6月アストックサロンのお知らせ


日時:5月17日(金)18:50〜21:00
会場:千駄ケ谷区民会館
アクセス:JR線「原宿駅」・副都心線/千代田線「明治神宮前駅」
参加費:1000円(学生800円)
主催:アストック


テーマ『宮沢賢治の世界を訪ねる』
スピーカー:五江渕一則(画家サラリーマン)

 今回は、日本文学史の中で異彩を放つ宮沢賢治(詩人・童話作家)の世界を訪ねてみたいと思います。学生時代はじめて賢治の作品にふれ、その透きとおった感性、その不思議な世界に大変魅力を感じました。その中でも、そのころ私が「これは何かすごいことを言っている! 賢治は何かを確信している!」と直感した詩があります。それは…

5月アストックサロンのお知らせ



日時:5月20日(金)18:50〜21:00
会場:千駄ケ谷区民会館
アクセス:JR線「原宿駅」・副都心線/千代田線「明治神宮前駅」
参加費:1000円(学生800円)
主催:アストック


テーマ『 "アスリート的生き方"で見えてきたもの 』
スピーカー:小松 美冬(ランニングライター・ランニングセラピスト)

 23歳のOL一年目、自分らしいことを求めてフルマラソンに挑戦。小さい時から走るのが好きでしたが、直接のきっかけはある映画の「マラソンを完走したら、自分のしたいこと、何でもできるような気がするの」でした。そして、実際、完走するとその台詞どおりに感じたのです。

 そこで、本当にしたいことを自問。大好きなスポーツの楽しさを伝えるライターを目指し、編集プロダクション勤務を経て、25歳の時、「ライター+ランナー」の肩書きで独立。科学的トレーニング方法や国内外のトップ選手などのインタビュー記事等を書いてきました。

 一方、ライターとして得た知識を生かして「自分全開」をテーマにマラソンランナーとして走り続け、オリンピック出場も夢みました。ところが、

2016年2月3日水曜日

あわてないあわてない、答えはすぐそこに。

腹の人ってだあれ?前回の続きです。



鈴木先生が腹の人を何人か挙げていきました。

超がつく有名人で、西郷隆盛・上杉鷹山・二宮尊徳・中江藤樹・日蓮の5名。内村鑑三の『代表的日本人』に取り上げられています。

・西郷隆盛は誰もが知る薩摩のリーダーであり明治維新の立役者。
・上杉鷹山はド貧乏な米沢藩を見事立て直したスーパー藩主。
・ニノキンこと銅像になった二宮尊徳。
・近江聖人と皆から慕われた学者、中江藤樹。
・情に厚く弟子に沢山の手紙を書いたという日蓮宗の宗祖である日蓮。



もちろん他にもいます、いました。
腹の人って、きっとどっしりして、でもゆったりして、器がおっきくて、

2016年2月1日月曜日

ミスター東郷、腹をつくってこうなった


前回に続き、鈴木先生のお話を。


上の写真は「腹の人」になる前の東郷平八郎。
東郷平八郎と言えば、あのバルチック艦隊を破った海軍大将。この頃は良い男だけれど少しチャラかったというお話が。では腹の人になった東郷はどう変わったのか?

「腹ができている」は最高の褒め言葉である



「今年は書いて書いて書きまくるンジャー!」(最近近所にニンニンジャーが来たの)

と、思っていたらはや2月。中学の頃は好きな子にチョコを渡したくてソワソワと浮かれていた2月。今や丹田にそりゃ!と力を入れる2月。


先月のアストックサロンは、鈴木光弥先生の丹田尽くしの2時間でした。以前より、光弥先生はじめ、アストックサロンの皆さんから丹田のお話をよく伺ってはいたけれど、私はてんで信じていなかったのです。(すみません〜)

しかし、今回、「丹田はあるぞ!ここだ!」とついに発見したことをここにご報告致します。飲み会の席で「やっと見つけました〜ありがとうございます」と満面の笑みで皆さんにお伝えすると、