2016年8月8日月曜日

夏が終わる前に


ひょんなことから、

本の読み聞かせをしてもらうことになった。

私がするのではなく、

される側。



子どもが 読んで 読んで とせがんだり、

聞きながら こてっと寝てしまったりする、

あれがよく分かる。


子どもの頃の 絵本を読んでもらった記憶は

すっかりないし、

まして自分の子どもがいるわけでもないから

読み聞かせる状況など もちろん無い。


そうは言っても どこか懐かしいもので、

始まる前は結構わくわくする。





私は徹底して

読み手ではなく 聞き手。

漢字が苦手だから。寝ても怒られないから。

あとは、

読み手を独占できるから。


これぞ 子ども!



読み聞かせといえば、

以前、アストックで絵本の編集者である森戸 潔さんの回があった。


「絵本のサイズは、お母さん(大人)の膝の上に子どもをのせて読む、ということを基準に」
つくられているんですよ」





「絵本で教育とかなんとか言われますが、やっぱり外で、自然と触れ合って遊ぶことは大事ですよ。風の心地良さ、花の美しさをカラダで感じているからこそ、絵本が生きるんです」




先日読んでもらった 幸田露伴の「平将門」の冒頭分にも

“ 書を読んで書に読まれるなどは、酒に飲まれたよりも詰まらない話だ 

と書いてあった。




うかうかしていると 夏が終わっちゃう。

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