ひょんなことから、
本の読み聞かせをしてもらうことになった。
私がするのではなく、
される側。
子どもが 読んで 読んで とせがんだり、
聞きながら こてっと寝てしまったりする、
あれがよく分かる。
子どもの頃の 絵本を読んでもらった記憶は
すっかりないし、
まして自分の子どもがいるわけでもないから
読み聞かせる状況など もちろん無い。
そうは言っても どこか懐かしいもので、
始まる前は結構わくわくする。
私は徹底して
読み手ではなく 聞き手。
漢字が苦手だから。寝ても怒られないから。
あとは、
読み手を独占できるから。
これぞ 子ども!
読み聞かせといえば、
以前、アストックで絵本の編集者である森戸 潔さんの回があった。
「絵本のサイズは、お母さん(大人)の膝の上に子どもをのせて読む、ということを基準に」
つくられているんですよ」
「絵本で教育とかなんとか言われますが、やっぱり外で、自然と触れ合って遊ぶことは大事ですよ。風の心地良さ、花の美しさをカラダで感じているからこそ、絵本が生きるんです」
先日読んでもらった 幸田露伴の「平将門」の冒頭分にも
“ 書を読んで書に読まれるなどは、酒に飲まれたよりも詰まらない話だ ”
と書いてあった。
うかうかしていると 夏が終わっちゃう。
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